ワークショップB

(敬称略)

REBTに活かす交流分析

~交流分析の「禁止令」と「ドライバー」から「イラショナル・ビリーフ」をとらえる~

E. バーンによって始められた交流分析では、幼少期に養育者とのかかわりの中で身に着けた行動の仕方や考え方、感情の持ち方などが、成長後の現在の言動に影響しているという考え方をとります。

なかでも「~してはならない」という「禁止令」や「~しなさい」という「ドライバー」が私たちの適応的な生き方を阻んでいることがあります。

それはちょうど、「イラショナル・ビリーフ」にとらわれた状態とよく似ています。


そこでこのワークショップでは、まず交流分析の理論全体を概観したうえで、「禁止令」や「ドライバー」の概念を説明します。

そして演習を交えながらこれらとREBTの「イラショナル・ビリーフ」の概念との比較をすることで、「イラショナル・ビリーフ」についていつもとは少し違った角度から考え、より理解を深めることを目指します。

 

本講座受講者には、学会認定REBT心理士資格更新のための単位(2pt)が付与されます。

定員:50名程度(予定;確保できる部屋によって増える可能性があります)

<講師>

聖徳大学心理・福祉学部心理学科教授 小澤 真

 

<略歴>
筑波大学第2学群人間学類卒、筑波大学大学院博士課程心理学研究科中退。
筑波大学心理学系助手、大分県立芸術文化短期大学助教授等を経て、2002年より聖徳大学助教授、2011年より現職。

 

<所属学会役員>
日本交流分析学会評議員、日本自律訓練学会評議員

 

<主な著書・訳書>
「心理療法の諸システム(第6版)」(共訳・金子書房)

「図で理解する生徒指導、教育相談」(共著・福村出版)

「発達と臨床の心理学」(共著・ナカニシヤ出版)