大会長挨拶

第18回大会開催にあたって

加濃正人

新中川病院内科・禁煙外来、本学会関東支部監事、禁煙心理学研究会世話人

 

日本人生哲学感情心理学会第18回大会を、2014年6月14日、15日に千葉県松戸市の聖徳大学キャンパス(予定)で開催いたします。

 

この大会は、「REBTによる心理臨床と医療の連携」をテーマとし、開催に際しては東京聖徳学園の創立80周年事業としての位置づけをいただきました。また本学会でははじめて、大会開催に外部団体(聖徳大学心理・福祉学部心理学科、禁煙心理学研究会)の共催を得て、情報、人材、人脈の共有をめざします。

医療、心理、教育、司法、産業などさまざまな領域の方が一堂に会し、REBT(人生哲学感情心理療法;論理情動行動療法とも呼ばれる)をひとつの手がかりとして、臨床実践のあり方や実践について議論し、各領域へ発信していく場にしたいと思います。

 

2012年に認知行動療法の保険適用がなされて以来、医療分野では認知行動療法への注目の度合いが高まっています。REBTは、独立したシンプルかつ強力な心理療法であると同時に、認知行動療法の源流たる治療モジュールでもあります。REBTによって領域間や職種間の連携を図ることは、これらの領域で認知行動療法が発展していく上でも重要なことだと思われます。

 

基調講演、各領域実践家によるシンポジウム、一般演題発表、学会認定入門コース研修、スキルアップのためのワークショップを予定しています。

学会事務局および大会実行委員会では、ご参加いただく皆様に満足いただけるよう、鋭意準備を進めております。

会員、非会員を問わず、全国からふるっての参加をお待ち申し上げます。